● シロチョウガイ について
    
南洋真珠養殖の母貝であるシロチョウガイ (白蝶貝) はウグイスガイ科に属する二枚貝で
    世界に30種類以上に及ぶ真珠貝の中でも、最も大型の貝です。もちろんアコヤガイやクロチョウ
    ガイよりも大きく、まさに宝石の女王にふさわしい貝です


        



    写真でお分かりのように貝殻を左右に開くと、あたかも白い蝶が羽を大きく広げたような形に
    なるところから、シロチョウガイと呼ばれています。
    貝殻の表面は淡褐色から黄褐色で、貝殻の内面の真珠層は硬くて銀白色を基調にしたピンク
    クリームなど美しい光彩を持っている所から、戦前より手工芸品や高級ボタンの材料として珍重
    されていました。





● 養殖場の環境と養殖過程
   
 シロチョウガイによる真珠養殖は、日本のアコヤ貝の養殖によく似ていますが、決定的に違うの
    は母貝の大きさでしょう。またシロチョウガイは比較的暖かい水温を好みますから赤道を中心とした
    南の暖かい海が棲息と養殖の海域になります。



        


     南洋真珠ができるまでの作業はおおよそ次のような行程によります。
     1) 採貝舟による母貝採取の後オーストラリアでは、主に大型の養殖母船で核入れの作業を行い
       ます。
     2) 挿核施術 : 真珠誕生のポイントである核入れの施術は日本の夏から秋にかけて行います。
       使用される核はアコヤ真珠と同じミシシッピー産のドブガイで、球体に加工して使用します。
     3) 母貝の管理 : 母船で核入れした母貝を養殖場に運び育てます。真珠を育むまで幾度となく
       母貝を丹念に掃除して厳しい管理を怠りません。





                 
 海中で母貝をチェックする潜水夫




    4) 南洋真珠の誕生 : 核入れから約2年、日本
      での夏にあたる6月〜8月が浜上げの時期です。
      ひときわ美しい光沢の真珠が誕生します。





                         真珠の誕生
                   





                     
母貝から真珠を取り出しているところ